ワーキングマザーの勝負の春:スケジューリング編

3月も後半になり、そう、この時期がやってきましたねっ。
卒入学、進級、などという変わり目。1年のうちでワーキングマザーの母的生活の一番忙しい時期と言っても過言ではないこの時期。

 

この変わり目の時期、皆さんどうやって乗り越えていますか?

 

我が家は今年高3、中2、小2、の子どもたち。

昨年はなんと、、、!!

中学受験&小学校受験、卒業&卒園、ダブル入学をワンオペでやり切った私。

 

すごくないですか?振り返って自画自賛です。(笑)

 

保育園ママにはあまり影響がないところかもしれませんが、小学生以降のママにはかな〜り

頭を悩ませるところだと思います。

 

私の去年の春はすでに記憶にないこともあるくらいの濃ゆい2.3ヶ月でしたが、

ワーママの頑張りどころである「春」の乗り切り方をライフハック的にまとめてみます。

 

 

ワーママの春のお仕事(特別なことがない年)

まず、この学年の変わり目にしなければならないことを挙げてみます。

  • 1年間で使った教材(大量)の整理
  • 作品やお知らせの紙類などの整理
  • 制服のほつれ直し、クリーニング出し
  • 汚れが取れないもの、小さくなったものは買い替える
  • 新しい教材の準備
  • クーピー、ペン、絵の具などの文具類の確認、書いたし
  • 名前付けのやり直し
  • 教育費関連、学費の入金確認
  • 定期券購入

そして、学校外のこと....

  • 春休みの予定の把握
  • 学童申し込み
  • 新年度の習い事のスケジュール管理
  • シッターさん調整

細かなところまで含めると、3人いるとまあまあ生活を圧迫します。

その上、春休みは

「お昼ご飯問題」

「勤務時の子どもの預け先問題」

まだまだありますね.....

 

まず最初に着手すべきこと

まず初めは春休みをなんとか無事に終えれるように、

スケジューリングから。

 

私は手帳は思ったことや出来事の記入に使い、

未来の予定管理は全てi calでしています。

家族は皆i phoneで4人ともに同期される仕組みです。

「ファミリー」「長男」「長女」「末っ子」「夫」と分けているのでわかりやすい。

(個人的な同期したくない予定も別でいれておくこともできます。笑)

 

仕事終わってここに迎えに行って、次にここに行って、

その間にご飯食べさせて....、次に末っ子迎えに行って、

間で夕食作って....みたいな。

長男中学受験時代は死んでました。

 

1日の流れをイメージして、問題がないかチェックです。

もし無理なことが出てきたら、

外部のサービスが使えるか?探してみましょう。

シッターさんを探さねばならないにしても、サービスを比較検討、面談、お試し利用なども必要です。

 

子どもの予定を把握すること

子ども側の予定としては、

普段の習い事や学童が休みになる可能性もあるので要チェックです。

 

あとは、

春休みのキャンプ、春期講習

短期教室(英語、水泳、スキー、スケート等)

などを検討します。

(↑これは本当は2ヶ月前くらいから検討必要。)

 

中高生に関しては

今日はクラブに行くやら、今日は自習室、

模試やら、お友達と遊びに行くやら、

お弁当の要る要らないなども本当にバラバラなので、

それもi calにすべて入力。

面倒ですが、後々わからなくて困るのは自分なので

ここは自分のために頑張る。

 

 

子どもを見れない時に使うサービス

子どもが家にいる日、仕事が休めない...という日もあるかもしれません。

春の特別な習い事に行かせたいけど足がないということもあるかも。

 

祖父母、親戚などにお願いできたら一番いいですが、

そうでない方もいらっしゃるはず。

 

シッターサービスは

kidsline.me

で検討したことがありますが、

結局お友達にお願いすることで解決してます。

 

smartsitter.jp

ここも、学会などで使われることがあって、有名ですね。

 

車を使って送迎に関しては、シッターサービスとして不可というところもありますし、

そういう場合は、

 

daiichikoutsu.jp

子どもサポートタクシーさん、いかがでしょうか。

 

今少し検索してみたら

tokyo-nihonkotsu.net

 

こんなのもありましたが、ちょっと...お値段が優しくないです....か?(笑)

 

To Doもスケジュールに入れ込んでしまう

あーーー気づいたら、雑巾買ってない!とか、

クリーニング取りに行ってない!とか、

お月謝払い忘れた!とか、

ないですか?

 

私はたくさん失敗してきました。

なので...今は、マストのto doはスケジュールに入れ込んでいます。

 

申し込みが必要だけど、まだ提出できない書類の期限とかもi calに入れてしまう。

お月謝の納入までリマインダー設定して鳴るようにします。

 

頭で保持しようとしてもto doが多い人には無理。

そこは諦めて...スマホに知らせてもらいましょ。

 

 

予定を立てることが苦手な方に

毎日の仕事もあり、予定を立てるのが苦手!という方もいらっしゃるかもしれません。
そういう方は、何を優先させるのか?書き出してみてください。

そして....

必要ないことはやらない、と、決める。

 

なかなかあれもやってあげたいとか、やらなきゃとか、

思うと自分の時間がいくらあっても足りません。

 

毎日笑顔で過ごせることが、子どもにとっても親にとってもイチバンです!

 

何かのお役に立てると幸いです!

 

 

子どもの鼻が、目が.....花粉症を疑ったら(子育てママ目線で解説!)

花粉が飛び出して、鼻が、目が...!と言って来院される方が増えています。

今回はウチの子、花粉症かも...と思ったときの受診とその後の流れ、治療法、子育てママ目線で、花粉症治療のポイントをお話していきます!!

 

花粉症かも...と疑って受診したら

まずは本当にその症状が花粉症なのか?確認していきます。

臨床初見はもちろん、どういう時に症状が強くなるのか、現在の年齢、過去のアレルギー歴、家族のアレルギー歴などもお聞きします。

寒暖差が激しい時期と花粉症の時期は重なることが多く、軽い鼻風邪と区別が難しいこともよくあります。

また、発症時期は5歳頃から増えてきますが、

2,3歳でも花粉症はないとは言えません。

 

年少児は特に風邪に罹患する頻度も高いため、より慎重に見ていくことになります。

 

これらを踏まえ、花粉症を疑う場合は、「血液検査」をお勧めしています、が、

血液検査に抵抗のある子、ママ、パパもいらっしゃるため、最初から採血は必須ではなく、内服してみて臨床的に判断していくこともあります。

 

血液検査は、RAST検査と言って、何にアレルギー反応を起こしているのか、原因を調べます。

大きく分けて2つ。すべてのアレルゲンに対するIgE抗体(アレルギー症状を起こす抗体)を調べる非特異的IgE検査。

もう一つはアレルゲンごとのIgEを測る、特異的IgE検査です。これで調べられる項目はたくさんあって、たとえば「ダニ」「スギ」「卵白」「ピーナッツ」などです。

結果は概ね1週間後です。

この時期にお越しの方には「該当する花粉(時期により何が影響しているか考慮します)」「ハウスダスト」「ダニ」は必ず検査するようにしています。

 

アレルギーの結果から

アレルギー検査結果が出て、もしこのIgEの数値が高いとなれば、抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)処方をしています。

内服、点眼、点鼻、外用剤(塗り薬)などありますが、

抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)の内服がベースになります。

いろいろ種類があって、効果や眠気の有無、内服回数(1回or2回)、剤型(シロップ?粉?OD錠?)、飲みやすさなどで選択します。

 

生活も大事

そしてママ目線で。予防や症状緩和の目的からは「アレルゲンを避ける生活」もとっても大事!

こういうサイトで花粉情報のチェック、天気も大きく左右しますのでねっ。

tenki.jp

飛びまくってる時に敢えて飛びまくってるであろう公園は避けて、

外出時のマスクやメガネ、皮膚の痒みにくる子に関しては保湿をしっかりしましょう!

 

部屋が汚いの?

ダニやハウスダストのアレルギーがある場合、

お部屋が汚いってことですか?と心配される方もいらっしゃいますが、

ダニやハウスダストは避けて生活することは難しく、アレルギー体質のある子は数値も上がりやすい(発症しやすい)ものです。必ずしもそういうことではありません。自分を責めないように。責められることがあってもスルーしてください。(笑)

 

ただ、できるだけ暴露されない生活をしていくことも大切です。

 

来シーズンに向けて

そして、日本では、ダニとスギ花粉を用いた「アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)」が保険適応となっており、アレルギー性鼻炎(花粉症)の症状に効果があるとデータが出てきています。

というのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

 

治療期間が3-5年と長期に渡るものですが、

根本的な体質を変えていける治療という点では本当にオススメしたい治療です!!
(ただ、すべての人に効果があるわけではないのが難ではあるけれど。)

 

アレルギー体質というのはそうそう変わるものではなく、

この治療で内服薬を手放すことができる可能性があるのであれば、やってみるのも一つではないかな〜と思います。

 

この治療をする場合にポイントと思われるのが、

子どもの薬のコントロールがしやすい小学生のうちにやり始めること!

大きくなってくるとなかなか親の管理下でやるのは難しいんですよね。

なってったって毎日ですからね。。。症状がない時もしなくちゃならない。

途中で勝手に子どもが辞めてしまってた....って話になることもしばしば。

子どもが自分から、「治療をするんだ!」、という意識が必要になります。

 

適応がある子(花粉症の確定診断がついている、舌下に薬剤を1分間保持できる、初回量でアレルギー反応が強くない、等)は

花粉の飛散が落ち着いた6月頃からスタートできます。ご相談ください!

 

これまた詳細は別記事で書きますね。

 

 

花粉症のネタはそれだけでもたくさんあって、

お伝えしたいことはたくさんあるのですが、今日はざっと流れと、子育てママ目線でのポイントをお伝えしました。

 

 

何かのお役に立てると幸いです!

 

 

 

 

子育て相談室、開室です!

こんにちは。

3児のママ小児科医のサチコです。

この度、新ブログを開設致しました!その名も「3児のママ小児科医の子育て相談室」です。

 

記念すべき初投稿は、私の簡単な自己紹介をさせてください。

 

現在、大学受験を来年に控えた高2の娘

中学に入ってクラブに勉強に忙しくなってきた中1の息子

そして、まだまだ可愛い小1の娘

3人の子育てをしながら

 

大阪府堺市のぐんぐんキッズクリニックで院長をしています。

 

ちょっと変わってると言われますが

  • 小児科専門医 

だけではなく

なども持ってます。

 

子どもが幸せに生きるためには

「薬や西洋医学に頼らない、健康な身体づくりをしていくこと」

だけではなく「心も健康であること」が大切です。

 

そして、もう一つ大切なのが、「ママ、パパが幸せであること」

 

医療分野の専門は「アレルギー」、「発達」、ですが、

トータルでお子様と健康と、ママ、パパの楽しい育児を応援したいという気持ちから

学びを進めてきました。

 

 

多忙な夫なので子育てに関しては平日ほぼワンオペです....

辛いこともあるけれど、楽しいこともいっぱいある子育て。

私自身も3人の子育てを通じて、親として人間として成長していけたら、と、奮闘中です。

 

年の差育児中ですので、子育て相談の守備範囲は広いです。(笑)

私自身もそのときそのときに必要な知識をアップデートしながら学びを進めています。

 

子育てと小児科クリニック臨床から得た、経験や知識を

  • 子育て中の方
  • 子育て支援を仕事にされている方
  • これから子育てをしていくプレママ&パパ

わからない、や、困った、に手が届くような、

そんなブログにできたらと思います。

 

どうぞ皆様よろしくお願いいたします!